過払い金とは

皆さんは過払い金という言葉を聞いたことがありますか。過払い請求という言葉なら道でしょう?過払い金とはその名の如く払いすぎたお金という意味ですが、恐らくこれをご覧の皆さんの殆どが、実際にこの過払い金なるものに遭遇したことがないかと思います。普段買い物をする際にも、自分の買いたいものの値段と自分が実際に払う金額とをきちんと把握しているはずですから、まず起こらないはずです。あるとすれば店側が計算を間違えたり、つり銭を間違って渡すくらいでしょうが、これも可能性としてあまり起こりえないと思います。もし仮にそうした間違いがあったとしても、実際のところ金額で大きな違いはないでしょうし、もしかしたら逆に商品を買うお客のほうが得をしてしまったりするかもしれません。それでは過払い金とは一体なんでしょうか。
過払い金とはここまでお話してきた任意整理、債務整理といった、借金の整理と密接に関わってきます。そもそも過払い金とは皆さんが消費者金融業者等からお金を借りて、その後消費者金融業者との契約に基づく利息を支払うときに、実は業者の貸し出し利息が法定利息を超えていて、今までに支払いの終わった利息の総額が現在の残高よりも大きくなっていた場合、そこに生じる差額のことを言います。何がなんだかわからない人のために、わかりやすくするため例を出して説明します。簡単な話、法定利息が例えば15万円だったとして、利息分として支払った金額が25万円に達していた場合、既に余分に支払っているわけですから、この10万円の余分に払った分が過払い金というわけで、10万円の返還を求めることができるのです。任意整理は多額の債務に苦しむ人が、司法書士或いは弁護士を代理人として、その代理人に債権者との交渉にあたってもらい、借金を整理、減額し、今後の返済方法について合意したうえで、代理人と債権者が新たに契約を結び、債務者はその契約に従ってその返済を進めていくことです。ここで実際には代理人は、債務者に借金に関する調査を行い、債権者からも債務者との取引履歴を入手し、借金の金額や期間について裏づけを得た上で、こんどは取引履歴を基に、本来払うべき法定利息を計算します。つまりは代理人はいままで債務者が返済した金額の中に、本来なら支払う必要の無い過払い金がなかったかどうかを算出するのです。その後代理人は過払い金があった場合はそれを差し引いた借金の金額と今後の返済期間や返済方法を新たに提示し、それを基に整理整理の交渉を債権者と行います。但し任意整理は裁判所を経ない、あくまでも当事者同士の任意の和解ということになりますから、過払い金の返金を求めるにしても代理人を通しての交渉となります。従ってその100%返金を求めるというのは、現実にはやや難しいといった場合もあります。もし皆さんがその過払い金を取り戻したいと言う立場で、尚且つどうしても100%返金でなければ嫌だという場合には、別に不当利得返還請求訴訟という訴訟を起こすことになります。そうして100%返還を求めることになりますが、皆さんも想像がつくかと思いますが、いざ訴訟となると相当の費用がかかるだけでなく、時間的負担や精神的負担も伴います。従ってそういった負担がかからず、尚且つ手軽に行える手続きとして考えれば、任意整理はかなり有用な方策だと言えるのではないでしょうか。